こんにちは。おちです。
BABYMETALはソニスフィアで初の海外フェスの出演を果たしました。(それもメインステージ!!)
そこで、奇跡ともいえる大成功を収めています。
その様子は前回の BABYMETAL ソニスフィアの奇跡 メタルレジスタンス “WORLD TOUR 2014 ソニスフィア” で語らせて頂きました。
開演前 BABYMETAL LIVE IN LONDON “WORLD TOUR 2014 フォーラム”
BABYMETALの勢いは衰えることを知らず、さらに加速していきます。
2014年7月7日、ソニスフィアの噂を聞きつけたイギリス人は、こぞって次のLIVEが開催される『The Forum』というライブハウスに集まります。
色鮮やかな集団
日本など、イギリス外の国から参戦する猛者もいましたが、殆どはイギリス人で占められていました。
そのなかには美男美女のカップルや親子連れもいます。
ミーハーな女の子の集団もいれば、オタクな男の子の集団もいます。
骨パーカーを着た人に、三姫のコスプレをする女性や幽霊姿の神バンドのコスプレをする男性もいます。
顔面ピアスだらけのパンク者や全身タトゥーだらけのガチメタラーもいて、プロレスラー顔負けのマッチョなロックファンもいます。
これら、色鮮やかな集団が長蛇の列を作っていました。
格式高いロンドンの景色に突如現れたこの異様な光景。
季節外れのハロウィンといってもよいこの行列は、現地の住民を驚かせました。
取材をしていると、会場近くに住んでいる中年男性が話しかけてきて、「一体この騒ぎは何だ?一体何者なんだ?」と興味津々。
「日本から来たアーティスト」だと答えると、「ここに40年住んでいるけど、こんな行列は初めてだ」と教えてくれた。
何を言っても納得いかない様子だったので、「日本代表ベビーメタルが来たんDEATH」と答えておいた。
(笑)
フォーラムではいまかいまかと待ちわびるイギリス人で占められ、その行列は会場の敷地に収まらず、主要道路まで伸びていたようです。
NHK BABYMETAL現象~世界が熱狂する理由~
この様子はNHKの『BABYMETAL現象~世界が熱狂する理由~』でも放送されていましたね。
ちなみに神バンドの大村神は、「時は来た」とツイッターでつぶやきリアルタイムでこの番組を見たようです。
で、「しーゆー」とつぶやいたり、「感動でなんか言葉になりませんね。“かわいいは正義”を超越しているね」「明日が正月でも良いです。ありがとうNHK!」と感激した模様。
【エンタがビタミン♪】BABYMETALの魅力が「かわいいは正義」を超越。“神バンド”がライブ映像に感激。
初めてのBABYMETAL
そして、この行列の中にはBABYMETALのことを全く知らないイギリス人団体グループも数多く集まっていたようです。
開演前に多くのファンにインタビューを実施したが、会場に集まっている層は大きく分けて2層存在した。
ベビーメタルの根っからのファンで、先日行われた英国内のフェス<SONISPHERE>にも参加して、その流れで今回の単独ライブに乗り込んできた層。
日本から訪れているファンは多くがここにあてはまる。
そしてもう1層が、「ベビーメタルという何だかよく分からないけど、とりあえず凄いらしいから確認しにきた」という層だ。
イギリス人団体グループにこの傾向が強く、何人かで参加しており、その中の一人が熱狂的なファンで「今日はレアなチケットを取ってくれたみたいなので、着いて来た」という台詞を何度も聞いた。
開演 BABYMETAL LIVE IN LONDON “WORLD TOUR 2014 フォーラム”
そして、いよいよ待ちに待ったBABYMETALのLIVEが始まります。
映像記録
その様子を記録したのが、『 LIVE IN LONDON -BABYMETAL WORLD TOUR 2014-』です。
この映像はオリコンチャートにて、Blu-ray版が発売初週となる2015年6月1日付の週間Blu-ray総合ランキングで1万3千枚を売上げ1位を記録しています。
また、前作『LIVE AT BUDOKAN 〜RED NIGHT & BLACK NIGHT APOCALYPSE〜』の1位獲得に続いて、史上初の10代アーティストによる2作連続の週間Blu-ray総合ランキング1位を記録しています。
BABYMETALの金字塔ともいうべき、この『LIVE IN LONDON -BABYMETAL WORLD TOUR 2014-』。
ポテチを片手に見る訳にはいきません。
姿勢を正しく見なければ失礼にあたります。
それでは、早速見てみましょう。
・・・ポチッとな♪
正座して『LIVE IN LONDON -BABYMETAL WORLD TOUR 2014-』を見る
長蛇の列が映し出される。 確かにこれからハロウィンパーティが行われてもおかしくないほど、みな個性的。
室内はロココ的な作りで格式の高さが伺える。 きっと、オペラなども上演されるのであろう。 しかし、今から目にするのはアイドルとメタル。 格式の高さなんてあったもんじゃない。
FOXサインを掲げる観客、手拍子が鳴らされる。 いまかいまかと待ちわびる熱気は演奏が始まる前から既に最高潮に達していた。 大きな歓声が会場を揺らす。
そして、紙芝居が始まった・・・。 A long time ago. むかしむかし。
ジャンジャンジャーン!! シンバルが鳴らされると大歓声が湧く。 ステージは、白い幕で覆われていた。 そして、白い幕には三姫のシルエット。 観客の喜びが最大限に高められる。
カメラは会場全体を映し出した。 2千人はいるであろうぎゅうぎゅう詰めの観客。 二階席も観客で一杯に埋まっていた。 その中にはカップル、親子連れ、ミーハーな女の子、オタク、骸骨パーカー、三姫や神バンドのコスプレイヤー、パンク者、ガチメタラー、マッチョなロックファンがいる。 普通、ライブハウスというのは同じ趣味嗜好の者同士が集まるものだが、BABYMETALにはそれが通じない。 様々な人種が入り混じることになる。 色々な個性が一つの場所に集まることに不思議な感覚を覚えると共に、文化の壁を軽々と打ち砕いてしまうパワーに痛快さを覚えた。 自ずと胸がアツくなる。
そして、『BABYMETAL DEATH』の始まりと共に白い幕が降ろされると、三姫と神バンドの姿がハッキリと写し出された。 そこにBABYMETALがいる。 興奮を隠しきれない観客は錯乱していた。 「どんだけ人気あるんだ?」思わず笑ってしまった。
神バンドの超絶な『BABYMETAL DEATH』の演奏は会場のボルテージをさらに一段上げた。 B!A!B!Y!M!E!T!A!L! これ以上の盛り上がりはない。
ふと、「ベビーメタルという何だかよく分からないけど、とりあえず凄いらしいから確認しにきた」というイギリス人層のことを思い出す。 きっと、彼らは面くらっていたことだろう。 この会場の異次元の熱気に抵抗できる者はここにはいない。 ホント、かっこいいったらありゃしない。
『いいね!』のコール&レスポンスは完全にアイドル。 ここはパンク者にガチメタラー、マッチョなロックファンがドン引きするところなのだが、バッチリSU-METALの呼びかけに野太い声でセイ!ホォーーー!!と答えていた SU-METALのゆーけい(UK)♪には、YUIMETALとMOAMETALと一緒になってゆーけい(UK)♪と野太い声で返す始末。 完全にBABYMETALの虜になっていた。 彼らはその姿を仲間に見られたらなんて誤魔化すのだろうか・・・。 それにしてもイギリス人は「いいね!いいね!」とよく跳ねる。
『ウ・キ・ウ・キ☆ミッドナイト』では、キンキラリーン♪とまた野太い声で畳み掛けてくる。 この姿をガチメタラーの仲間にぜひとも見せてあげたい。 それにしてもYUIMETALとMOAMETALの可愛さときたらはんぱない。
神バンドの超絶テクニックに観客はノックアウト。 なんて贅沢な構成だ。 そして『悪夢の輪舞曲』でSU-METALが絶好調であることが分かる。 これを見せつけられては、もはやアイドルというより世界的なメタルクイーンとして崇めざるをえない。
マッチョな野太い声で『おねだり大作戦』を敢行するガチメタラー。 KATTE!KATTE! CHODAI!CHODAI! と一緒になって飛び跳ねる。
屈強な身体とコワモテの顔で迫りくるものだから、KATTE!CHODAI!がホントの脅しに聞こえてしまう。 全力でKATTE!CHODAI!と叫ぶ彼らのその姿を仲間達に見せてあげたい。 いったい、どんな顔をするのか・・・。 ニヤニヤが止まらない。
『Catch me if you can』では、お決まりの神バンドの超絶ソロにさらにまた一段ボルテージが上がった。 「一体、どこまで上がるんだ!?」 その盛り上がりは天井知らず、そして本場のモッシュは迫力満点。 その屈強なモッシュに巻き込まれたら生きて帰れる自信がない。
とっておきの場所を発見!! フォーーー!!と雄叫びをあげる ・・・。
もうここまでくると、錯乱状態に陥っていた。 『紅月』の伴奏のリズムは無視され、メチャメチャな手拍子が送られカオス。 その中でもSU-METALの声は澄んでいて凛としている。 そして、 アカツキだぁぁぁーーー!! と、SU-METALが吠えれば会場はさらに荒れまくる。
この紅月最高だ。 自分の中ではこの紅月がベスト1。 神バンドがツインギターで魅せ、そこに割って入るSU-METALは観客を隅々まで見渡す。 その目の説得力が凄まじい。 カリスマ性がはんぱないッス・・・。
ここで『4の歌』。 マッチョなメタラーがよん♪よん♪て・・・。 もうここまできたら、トコトンゆいもあの可愛さにやられてしまってくれ。 心配はいらない。 よいしょー♪ こんなの誰でもやられるに決まっているから。 胸にざわめく不思議なトキメキを存分に味わえ。 思う存分、キュンキュンするがよい。 よっこらしょ♪ そして、思春期のあの頃へと帰るがいい。
ソレ!ソレ!ソレ! なめたらいかんぜよ!! いま、なんじー? 『メギツネ』と『ド・キ・ド・キ☆モーニング』の掛け声カンペキ。 実によく教育されています。 それにしてもよく跳ねる跳ねる♪ メギツネとド・キ・ド・キ☆モーニングの流れでここからまた一段ボルテージが上がった。 もう止まることを知らない。
そして、『ギミチョコ!!』が始まると「待ってました!」と言わんばかり。 あたたたたた ずっきゅん! わたたたたた どっきゅん! ずきゅん!どきゅん!ずきゅん!どきゅん! ヤダ!ヤダ!ヤダ!ヤダ! NEVER ! NEVER ! NEVER ! ここまで本当にノンストップ。 MCは当たり前だが一切なし、観客もノンストップで全力で走りっぱなし。
コール&レスポンスの迫力は今日一番! そして、BABYMETALはシーユー!!と会場を後にした。 We Want More!! BABYMETAL!!と大合唱が続いた。
その観客の大合唱に答えるように『ヘドバンギャー!!』が始まる。 ヘドバン♪ヘドバン♪ 会場が波打つ。 ステージ上では汗がほとばしっていた。 すごい熱気。
そして、ラストの『イジメ、ダメ、ゼッタイ』。 ルルル~♪ がホント綺麗なんだよね。 アーーーー!!! SU-METALの咆哮が天上から降りてくるかのようでこの世のものとは思えない。 必然的にウォールオブデスが発生する。
最後の力をふりしぼり、BABYMETALと会場は一体となって全力で走り抜けていた。 ギターと、ベースと、ドラムと、SU-METALの声と、YUIMETAL&MOAMETALのダンス。 全てが高次元で融合され、一ミリたりとも目が離せない。
イジメ、ダメ、ゼッタイ イジメについて歌うことは普通、はばかられるもの。 しかし、BABYMETALは一歩もひかずド直球で歌い上げる。 他人からどう言われようが、どう思われようが、そんなのクソくらえ!!
その真剣な眼差しに鋼鉄魂(メタルハート)は呼び起こされた。 We are BABYMETAL!!
やりきった。 その充実感はSU-METALの顔が物語っていた。 シー!ユー!! 歓声と拍手はいつまでも鳴り響く・・・。 |
Thanks for coming and join to “METAL RESISTANCE” in the U. K.!! We love all of fans!! #BABYMETAL #London pic.twitter.com/U5ywXz6xBB
— BABYMETAL (@BABYMETAL_JAPAN) 2014年7月8日
終演 BABYMETAL LIVE IN LONDON “WORLD TOUR 2014 フォーラム”
終演後、観客はその場に留まり、BABYMETAL!!と叫んだり、ダンスを真似してみたり、友達同士で熱く語ったりと、なかなか興奮が収まらなかったようです。
会場の雰囲気、観客の全身全霊で楽しむ姿、怒号や悲鳴にも似た歓声。
神バンドの神がかり的な演奏、そして三姫の超絶パフォーマンス。
一コマ一コマ、どこを切り取っても名場面の連続です。
3次元の世界から4次元5次元の異世界へ そして伝説は蘇る
濃密な時間は、見る者を異次元へと誘います。
まさに金字塔ともいえる、ロンドンの地で行われたこのフォーラムの公演。
その奇跡は、メタルの神『THE BIG FOX』の導きがあったと思わせるほど、幻想と現実が入り混じっています。
巨大勢力アイドル(電通)によって世界から置き去りにされてしまった日本の音楽。
その窮屈なしがらみを超えて、世界へと羽ばたくBABYMETAL。
広大に広がる大地を、道なき道を、力強く歩んでいる。
そして、その姿をリアルタイムで見守るある男。
そう、いわずと知れた日本音楽界のレジェンド『YOSHIKI』その人です。
今海外で旋風を巻き起こしている日本のバンドBabymetalが初めてロンドンで単独公演を行っていたのと同じ夜、Yoshikiはロンドンにいた。
彼はその完売公演に同行し、一風変わった日本人グループに陶酔している西洋の聴衆を見て感嘆し立ちすくんだ。
その世代で最も影響力のある日本人ミュージシャンは、「感激」していた。
“東洋と西洋の音楽との間にある境界線が消えていくのを目撃できたことは素晴らしかったです”
と話すYoshiki。
“すごく誇らしい気持ちにしてくれます。
最初に音楽を演奏し始めた時はだれでも、そのように表現は純粋なもので、そして進んでいくうちにどこかで、音楽ビジネスに気持ちを奪われそんな純粋な気持ちをいくらか失ってしまうのです。
今、私達はこうして復活し、売上の事や、他からどう言われるとかは気にしていません。
そんなのクソくらえです。ただロックをやりたいだけです”
とのコメントで、記事は締めくくられた。
※上記はTeamRock+という海外雑誌でのインタビューです。
引用元:X JAPANのYOSHIKI氏 「BABYMETALはすごく誇らしい気持ちにしてくれます。」(ベビメタだらけの・・・さんより)
@BABYMETAL_JAPAN with @YoshikiOfficial from X JAPAN! Thank you for coming to our London show! #BABYMETAL #Xjapan pic.twitter.com/BN9ZTs6PIG
— BABYMETAL (@BABYMETAL_JAPAN) 2014年7月9日
初めて音楽に触れた時の感動や喜び。
それが、音楽をビジネスとして活動していくうちに失われていった。
このロンドンの地でBABYMETALが起こした現象は、YOSHIKIにあの頃の感動や喜びを思い出させたのでしょう。
”ただロックをやりたいだけです。”
と、YOSHIKIは語ります。
この純粋無垢な心は、再び鋼鉄魂(メタルハート)を呼び起こし、伝説を蘇らせました。
音楽は世界を変える。
BABYMETALがフォーラムで起こした奇跡。
あの会場にいた誰もが心震わせたに違いありません。
BABYMETALを体験すると何かのスイッチが入る。
このようにBABYMETALから後押しされた人は多いのではないのでしょうか。
私もご多分にもれず、その一人です。
一度限りの人生、やりたいように生きる勇気を貰いました。自由を手にするために!!
心が震えることで思考に変化が起きます。
世界は目の前にあります。
目の前にあるものがあなたの世界そのものです。
目の前にあるものがあなた自身です。
それ以上でもそれ以下でもありません。
そして、その目の前にある世界をつくっているのはあなたの思考。
思考が変われば世界(現実)は変わります。
この世界の創造主はあなたなのです。
つまり神とは、あなたのことなのです。
思考が先。現実は後。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
マザーテレサ
現実(世界)は思考の選択によってつくられる。
世界(現実)はいくらでもつくりかえることができる。
その奇跡を十分に楽しみたいと思います。
・・・
ここまでお読みいただきありがとうございました。
おち