こんにちは。おちです。
BABYMETALの公式からTHE ONEの案内が来ましたね。
2019年BABYMETALメンバーズプロジェクト、「THE ONE」始動DEATH!!https://t.co/UoJN990E4d#BABYMETAL #THEONE2019 pic.twitter.com/FY1wmWaHch
— BABYMETAL (@BABYMETAL_JAPAN) 2019年2月26日
よっしゃー!!
うん?俺は何を喜んでいるんだ??まだ何もスケジュールが発表されていないのに・・・。
なんか最近、ちょっとしたことで喜びを覚えてしまう。
・・・とてもいいことだ!!
さて、気を取り直して。
前回の振り返り
2014年7月7日。
BABYMETALはロンドン(イギリス)の地を熱狂の渦に包みこみました。
美男美女のカップル、親子連れ、ミーハーな女子、オタク、コスプレイヤー、パンク者、ガチメタラー、マッチョなロックファン。
趣味嗜好の異なる色とりどりの集団は、これまでにない異様な長蛇の列を作り、現地ロンドンの住民を驚かせました。
そして、ひとたびBABYMETALの演奏がはじまれば、観客は悲鳴のような歓声をあげ、モッシュは全身全霊でぶつかり合い、会場をカオスへと陥れています。
“東洋と西洋の音楽との間にある境界線が消えていくのを目撃できたことは素晴らしかったです”
と、語る日本音楽界のレジェンド『Yoshiki』。
”音楽は世界を変える”
この言葉を証明するかのようにBABYMETALが歩むと奇跡が起きます。
これを『BABYMETAL現象』と呼びます。
前回の記事→ BABYMETAL ロンドン 燃え上がるメタルハート!! メタルレジスタンス “WORLD TOUR 2014 フォーラム”
束の間の休息 日本凱旋ライブ『APOCRYPHA – Y』『APOCRYPHA – M』
フォーラム(ロンドン)での公演を終えたBABYMETALは一旦、日本へ帰ります。
そして、7月21日にファン限定イベント『APOCRYPHA – Y』、『APOCRYPHA – M』の同日2公演の凱旋ライブを敢行。
このころのBABYMETALのファンクラブの呼称は『THE ONE』でなく、『APOCALYPSE(アポカリプス)』でした。
アポカリプスとは『黙示(ヨハネの黙示録、正典)』のことです。
※詳しくは BABYMETAL 黙示録 APOCALYPSE(アポカリプス) を参照。
それにしても、この頃すでに『APOCRYPHA(アポクリファ)』という単語を使っていたのですね。
アポクリファとは外典のこと。
外典とは、ユダヤ教・キリスト教で聖書の正典(アポカリプス)に加えられなかった文書のことです。
ちなみにフリーメイソンの15~18階級が薔薇十字会で、そこの主題が『アポクリファ(外典)』になっています。
※詳しくは、 プロイセン 黄金薔薇十字団の黒幕ヘッセン メタルレジスタンス “WORLD TOUR 2014 ケルン”【中編】 を参照。
ヨーロッパで激戦を重ねたBABYMETALは、日本のファンと束の間の交流を行い英気を養います。
そして、再びワールドツアーへと旅立ちました。
目指すは自由の国アメリカです。
ロサンゼルス ハリウッドにまつわるお話し
ロサンゼルスの『The Fonda Theater』で行われるチケットはあっという間にソールドアウト。
イギリスと同様、アメリカでもBABYMETALの期待の高さが伺えます。
ロサンゼルスは、カリフォルニア州の最大都市で、全米有数の世界都市にあげられ、ニューヨークに次いで人口が多いとされています。
カリフォルニア州はアメリカ西海岸の大部分を占め、南部に位置するロサンゼルスは、ビバリーヒルズ、サンタモニカ、ロングビーチなど観光地としても人気があります。
また市内にはハリウッドがあり、エンターテイメントの中心地として世界でも指折りの都市です。
ハリウッドとはいわずと知れた映画産業の中心地で、アメリカ映画のことを指して『ハリウッド』と呼びます。
発明王トーマス・エジソンの『エジソン・トラスト』
エンターテイメントの最高峰である『ハリウッド』。
その歴史を見て行くと、私好みの話が宝石のように散りばめられていました。
ここから話が脱線し、あっち系の話を始めます。
お急ぎの方は、BABYMETAL WORLD TOUR 2014(The Fonda Theater)【ロサンゼルス】まで飛ばして下さい。
当時の映画会社はアメリカ東海岸にあるニューヨークを拠点にしていた。
映画はもともと、アトラクション施設のひとつとして仮設の設備によって人々が楽しむものであった。
やがて人気と共に常設の映画館が普及すると、映画は演劇などと同じような“興行”として成立し始めるようになった。
すると撮影機器や映写機の特許を持っていた発明王トーマス・エジソンと、後発の業者との間で訴訟が起こるようになったのである。
それらの訴訟を解決するための策として生み出されたのが、エジソンと映画製作会社・映画配給会社との間で結ばれた<トラスト>と呼ばれる協定だった。
<トラスト>は<企業形態>とも訳されるが、同一業種の企業が資本的に結合した独占形態のことを指す用語でもある。
この<トラスト>は<エジソン・トラスト>とも揶揄され、映画業界に公平性をもたらせるというよりも、エジソンが映画業界を管理し、利益を吸い上げるためのものであったと解釈されている。
1908年には、映画を発明したエジソン、映画を商品として製作する映画製作会社、映画を上映する映画配給会社、この三者の特許権を一元管理するための映画特許会社であるMPPC(Motion Picture Patents Company)が設立された。
MPPCはアメリカ国内における映画の製作・配給・上映を独占。特許料を求めるだけでなく、加盟した映画会社のみが映画の撮影フィルムを購入できるなどの権限を持っていた。
これによってアメリカ国内ではヨーロッパで製作された映画の上映を徐々に排除。結果的にアメリカ映画の配給や興行網に対する独占市場を築いてゆく礎となったのである。
-省略-
一方で、<トラスト>に反発する人たちが決していなかったわけではない。
例えば、映画館でMPPCに加盟しない映画会社の作品を上映した場合、今後一切その映画館に対しては作品の供給を打ち切るという処遇が成されていた。
これに不満を持った人たちは<反トラスト派>と呼ばれ、独立業者として東海岸のニューヨークを離れて映画の製作を試みるようになったのである。
そう、その新天地こそが、西海岸にあるハリウッドだったというわけなのだ。
それだけではない、MPPCは暴力行為を伴った強固な監視活動を行っていたのだが、その実行部隊となっていたのは、いわゆるマフィアのような存在だった。
映画業界と暗黒街との繋がりは古くから噂されてきたが、そのこととアメリカ社会がやがて禁酒法の時代へと移行してゆくこととは無縁ではない。
映画の歴史は社会背景と微妙に結びついているのである。
もともとアメリカ映画の拠点はアメリカ東海岸にあるニューヨークでした。
それが、エジソンのマフィアを使った『トラスト』により映画が独占され、これを嫌った反トラストのクリエイター達がアメリカ西海岸のロサンゼルスへ移住します。
このロサンゼルスへ移住した反トラストのクリエイター達が後のハリウッドを作り上げました。
アメリカギャング(イタリア系マフィア、ユダヤ系マフィア)
ちなみに、この頃の東海岸(ニューヨーク)のマフィアに代表されるのが、アル・カポネ(イタリア系ギャング)、マイヤー・ランスキー(ユダヤ系ギャング)などです。
禁酒法の時代ですね。
ギャング映画は西部劇と並んでハリウッド映画の二大ジャンルでもあります。
当時のギャング(マフィア)の様子は下記サイトに詳しく描かれております。
※ドメイン名が『inri』になっているのもポイント
ハリウッドやラスベガスの発展にマフィアの影。
また、マフィアとCIAのつながり、ケネディ大統領(JFK)の正義の追及、カナダのブロンフマンの話も非常に興味深いものがありました。
「ADL(ユダヤ名誉毀損防止連盟)」という単語は重要ですね。
そして、ブロンフマンは熱烈なシオニストであり、アメリカエンターテイメント界のボスの一人であり、ロスチャイルドの一員です。
ロスチャイルドの夢 千年王国(NWO) メタルレジスタンス 参照。
それにしても一般常識では「エジソンはエライ人」でまかりとおっています。
しかし、これを知ると「エジソンって、ホントにエライ人なの?」と疑問を持ちたくなります。
一般常識って、思考停止になるのであまり信用しないほうがよいですね。
ハリウッドの生みの親であるユダヤ人
そして西海岸に移住し、米国の映画産業を作り上げたのが『ユダヤ人』です。
当時、アメリカでもユダヤ人は迫害されており、通常の仕事に就くのは難しい状況でした。
そこでユダヤ人は映画という新しい娯楽ビジネスに注目し、
- 1912年 ユニヴァーサル映画とパラマウント映画
- 1915年 20世紀フォックスの元となるフォックス・フィルム
- 1919年 ユナイテッド・アーティスツ
- 1923年 ワーナー・ブラザース
- 1924年 メトロ・ゴールドウィン・メイヤーとコロムビア映画
- 1928年 RKO
といった現在のメジャースタジオを次々と設立しています。
映画界では昔から“ハリウッドはユダヤ人に支配されている”という噂が囁かれている。
都市伝説のような趣さえもあるこの噂には、まったく根拠がないわけではない。
例えば、イギリスからハリウッドに渡り<喜劇王>の称号を手に入れたチャールズ・チャップリンはユダヤ人であり、スティーブン・スピルバーグやウディ・アレンといった著名な監督も、ユダヤ系移民の血を引くというバックグラウンドを持っている。
つまり、アメリカ映画界を代表する監督や俳優の家系がユダヤ系移民であるという共通点は、噂の根拠のひとつに挙げられることが多いのだ。-省略-
1910年代になって、アメリカ西海岸のハリウッドでは映画会社による撮影所が続々と開設されたが、その経緯の裏側にはMPPC(Motion Picture Patents Company)がアメリカ国内における映画の製作・配給・上映を独占していたことに対する反発があった。
しかし、映画製作の拠点が東海岸から西海岸へと移ったことで、MPPCは次第に弱体化していったのである。
一方でハリウッドは、MPPC対して異を唱えていた<反トラスト派>の映画人の拠点ともなっていた。
そのことは、MPPCの弱体化とは反対に、<反トラスト派>の勢力を拡大してゆくことにも繋がってゆく。
そんな中、1913年には、映画配給会社の経営者だったウィリアム・フォックスがMPPCに対して「独占禁止法違反である」と提訴している。
※ウィリアム・フォックス。ここでもキツネ様・・・。
アメリカでは1890年に制定された<シャーマン法>をきっかけに、不当な取引に対する制限と市場の不当な独占を禁止するようになっていたのである。
訴訟の結果、MPPCは1915年に敗訴となる。
実はこの頃、独占禁止法のもうひとつの柱ともなっている<クレイトン法>が1914年に成立している。
例えば<クレイトン法>では、いわゆる“抱き合わせ販売”の禁止を明文化。
MPPCは、加盟した映画業者のみがフィルムを購入できるなどの権限を持っていたことを前回説明したが、それらの独占行為が法律に抵触したのである。
つまりアメリカにおいては、1895年に始まった映画の歴史が、奇しくも独占禁止法の歴史とも重なっているのである。
-省略-
MPPCを提訴したウィリアム・フォックスは、勝訴したその年に映画会社を設立している。
それがFOX FILM CORPORATION、現在の20世紀フォックスである。
その後も、1916年にパラマウント映画社、1923年にはワーナー・ブラザース社、1924年にはコロンビア映画社、MGMスタジオなど、現在もメジャー作品を手掛けている映画会社が続々と設立されている。
※ワーナー・ブラザーズ。そういえばBABYMETALはワーナー・ブラザーズと提携してアニメ映画を作ると発表していましたね。たしか2016年の話だと思いますが、何の音沙汰もないですね。どうなっているんでしょう?
実はこれらの映画会社の創設者が、全員ユダヤ人なのである(※2)。
1919年にはユナイテッド・アーティスツ社も設立されているが、その創立者のひとりは誰であろう、<喜劇王>チャールズ・チャップリン。
つまり、現代に至る“ハリウッドはユダヤ人に支配されている”という事実は間違いではないのだ。
しかしそれは、既得権益と闘った映画人によって成されたものであることを忘れてはならない。
(※2)これらの映画会社の創設者が、全員ユダヤ人:パラマウントのアドルフ・ズーカー、ワーナーのワーナー4兄弟(ハリー、アルバート、サム、ジャック)、コロムビアのハリー・コーン、MGMのルイス・B・メイヤー、さらには1912年に設立されたユニバーサル映画社のカール・レムリもユダヤ人である
ユダヤ人の力によってハリウッドは世界最高峰のエンターテイメントへと発展していきます。
ユダヤ人とキツネ様、そしてSU-METAL
ユダヤ人といえば、INRI「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」です。

どこかでみた光景ですね。
キリスト教(新約聖書)の原点はユダヤ教(旧約聖書)にあります。

そして、エジソンの「我田引水(オマエノモノハオレノモノ)」に対してレジスタンスをかますウィリアム・フォックス。
フォックス=キツネ様
キツネ様といえば、イナリ(INARI)です。
INRI=INARI
伏見稲荷大社を創建したのは、『秦伊侶具(はたの いろぐ)』。
秦氏です。
秦氏のルーツはユダ族、イスラエルの失われた十支族のユダヤ人。
『神道=原始キリスト教=ユダヤ教』
そして20世紀初頭の怪物、出口王仁三郎の大本教(神道、日月神示)では、宇宙の原点、宇宙の始まり、宇宙の創造主のことを『スの神』と呼んでいます。
『ス』とくれば、もちろん『SU-METAL』です。
スの神=主=ヤハウェ=SU-METAL
詳しくは SU-METALの根底に流れるもの メタルレジスタンス【後編】 を参照。
※この記事を理解できる人は猛者です。
BABYMETALはジューダス・プリースト(ユダヤの司祭)とも親密です。

ユダヤとBABYMETALに何か深い関連があるのでしょうか?
BABYMETAL WORLD TOUR 2014(The Fonda Theater)【ロサンゼルス】
2014年7月27日。
ハリウッドに代表される世界最高峰のエンターテイメントを誇るロサンゼルスで、BABYMETALはごまかしのきかないライブハウスでガチンコの勝負に挑みます。
なかにはその道のプロもいたことでしょう。
偽物はかんたんに見抜かれます。
アメリカ人による日本人アーティストの評価
日本とは違い、アメリカではアイドルのようにただ可愛いというだけでは通用しないでしょう。
そもそもアメリカと日本では可愛いの定義は異なります。
ロリコン系の可愛さはペドフィリア(小児性愛=精神異常者)と見なされNGです。
で、いくら一生懸命頑張ってる姿を見せても、結果が全ての国民性にそのような情緒的なものは響かない。
子供扱いされ、まともにとりあってくれないでしょう。
そして、いくらスキルが高くてもアメリカは未だ人種差別が色濃く残っており、やすやすと黄色人種を受け入れることはありません。
【海外の反応】なぜ日本のJPOPは欧米で流行らないのか?外国人の意見 というサイトの生の声がリアルだったので貼っておきます。(ピックアップしています)
David Varnes
イメージを売る商売だからね。日本人が思う”かわいい”っていうのは、他の国でも通用するわけではないし。衣装、ポージング、ガチガチに固めたヘアスタイル、男の化粧なんかはアメリカでは通用しないね。
それにアイドルと一口に言っても、実際には明らかな違いも多い。
例えばアメリカのアイドルは”卒業”しない。それぞれのメンバーは取り換えのきかない車の部品のように捉えられている。アイドルグループはもっとユニークで、4人以上の大きなグループにしないから、他のメンバーとの違いがわかりやすい。アメリカではジャニーズやAKBのように、一つの芸能事務所にいくつものグループをマネージメントさせるようなことはしない。
ここ30年間で最も有名な歌手は最初からシングルシンガーだった人たち。バンドを組む必要なんてないよ。JeffLee
新幹線のせいだと思う。イギリスのポップスターが駆け出しのころは、バンに楽器とバンドメンバーを乗せて国中をツアーして回る。アメリカもバスを使って全国ツアーに回る。
でも日本ではこれは無理だよね。高速道路の料金は高いし、駆け出しの小さなバンドには買えない。だから代わりにパワーのある事務所から”選ばれた”人しか有名になれない。そしてこういうアイドルは芸がなく、技術もない。sesom
日本で新しいアルバムが発売されたっていうCMを見るたびに、「この曲はもう何千回も聞いたことがある」って思っちゃう。AKB系のアイドルの歌はどれも同じだし、ウンザリ。いつも同じスタンダードだし、細い声とおバカなダンスは国際的に成功するには無理。MrBum
やっぱり言葉が一番の原因。英語でかっこよく歌えない限り、欧米でポップスターとして成功することはできないでしょう。英語が母国語じゃなかったら叙情的に歌ったり、抑揚をつけたりするのも難しいと思います。アメリカで成功している”外国人アーティスト”はあまりいません。いたとしても、イギリス人です。Strangerland
宇多田ヒカルだって日本では大人気だけど、アメリカではパッとしなかったよね。英語のネイティブなのに。GW
宇多田ヒカルも吉田美和も英語が話せて、素晴らしい声の持ち主だけど、英語で歌うとなんかしっくりこない。他の英語のポップシンガーに勝とうと思ったら、奇跡でもおこらない限り難しいと思うよ。Novenachama
遺伝子が原因。アメリカやヨーロッパで活躍するシンガーのなかで、アジア人の血が混じっている人もいるけど、その事実は知られていないことが多い。いくらいいアルバムを出したって、いくらいい声をしていたって、いくら自分の国で人気があったって、北アメリカで成功するにはものすごく大変だと思う。
けっこう、辛辣ですね。(遺伝子が原因て・・・)
まだ、イギリス人は海外アーティストに対してオープンなマインドを持っています。
しかし、アメリカ人は閉鎖的。
上記の発言をみると、いくらスキルがあってもそう簡単には受け入れてくれなさそうです。
安定の大勝利
そのような中、BABYMETALはロサンゼルスの『The Fonda Theater』へ乗り込み、LIVEを敢行します。
結果は・・・。
ご存知の通り、
大勝利!!
BABYMETALはロサンゼルスを熱狂の渦に巻き込みました
※その様子は『BABYMETAL ロサンゼルス 2014』で検索すれば、いくつか見ることができます。(最近はファンカムがドンドン削除されているので、いつまで見られるかは分かりません。)
そして、7月29日付の『Los Angeles Times紙, Pop & Hiss』ではBABYMETALのことをこのように報じています。
『Sleeping Turtle – 眠る海亀』さんの記事より引用させて頂きます。
最も破壊的で怒りを招きそうなヘビーメタルのアクトが、(去る)日曜日The Fonda Theaterで演奏した。
そのグループは3人のピグテイル(お下げ)の日本人の女の子達に率いられ、彼女達はステージ上で手のハートマークを作り、チョコレートをどんなに好きかと歌う。
Babymetalは日本のコンセプト・グループであり、現在ヘビー・ミュージック界で最も不和を生じさせているものである。
-省略-
The Fonda Theaterのショーは、メタルのショーとして求める限り最高に楽しいものだった。
観客は、60%の真面目なメタルファン(ビンテージのスレイヤーのツアーTシャツも多い)、20%のRedditの住人(後でmaximum trollingうだうだ言う(?)楽しみの為に来た輩)、そして20%のJ-POPファン(Babymetalそのものをよく知っている層)だった。
これはメタルが最初に自らをパロディにしたものではもちろんないのだが…それでもBabymetalはおそらくこのジャンルで一番見事に素晴らしい、また歓迎された“仕掛け”なのである。
(ライブでは)カーテンが落とされるまで(観客の)全員がステージに向かってデビルホーン(キツネサイン?)を突き出し、バンドの名前を叫んで騒ぐ。
Babymetalのライブショーはその妙な組み合わせで大いに楽しませてくれた…
シンガー達はその可愛らしさを強調し、目が眩むような振り付けとメジャーなキーのハーモニーでステージ中を飛び跳ね、その間にローブを纏ったバックバンドは、シンセとあらかじめ録音されたオーケストラで繋ぎ合わされた狂暴な生の楽器の一斉射撃を打ち出す。
近年西洋のファンが、その真剣さと陽気な奇妙さから興味を持ったK-POPの波とは違って、Babymetalはその策謀を完全にわかった上でやってきた。
そのショーは非常に巧妙で荒唐無稽(←笑)な“スターウォーズ”風スタイルの(バンドの)由来の神話のビデオで始まり、バックバンドは明らかに才能のある経験豊富なメタルの実践者達から雇われた人達(=ついでながら彼らはステージ上でニコニコ笑顔を止める事ができず“Babymetalのリードギタリスト”でいることはそりゃー素晴らしい仕事なのだろう)(←笑)(^o^)
日曜日のショーは、メタルが自らのルールやシステムに対してセンス・オブ・ユーモアを持てる事を再確認させた。
-省略-
引用元:BABYMETAL:7月29日付『Los Angeles Times紙, Pop & Hiss』記事 (Sleeping Turtle – 眠る海亀 )
※上記は一部抜粋しています。全文は上記リンクよりお読み頂けます。オススメです。
この記事の全文を読むと、最初はBABYMETALにたいして懐疑的だったことが分かります。
しかし、そのパフォーマンスを生で体験すると180度評価が反転します。
日本人アーティストが越えられなかった壁をBABYMETALが破壊する
そして、過去を振り返ればアメリカで目立って活躍した日本人アーティストは坂本九くらい。(50年前のお話)
このあいだに宇多田ヒカルや松田聖子やドリカム、久保田利伸ら日本で第一線で活躍していた実力派アーティストがアメリカに挑戦していますが、いずれも脚光を浴びることはありませんでした。
その中に、YOSHIKI率いるX-JAPANもいました。
最近はアメリカでも活躍できるようになりましたが、ここまでくるのに何度も挫折を味わい、20年以上の時を要しています。
※20年以上も挑戦し続けていることに脱帽ですが・・・。
これらのことから、アメリカで成功することのハードルの高さを痛感します。
しかし、ロサンゼルスの熱狂を見れば、BABYMETALはそのハードルをいとも簡単に越えてしまったように見えます。
というより、その威力は『越える』というまどろっこしいものではなく、ワンパンマンのように一撃で粉砕するがごとく。
日本人アーティストがなかなか超えられなかった壁を、BABYMETALがさらっとワンパンチで破壊してしまった。
そのあっけなさに唖然とするとともに、痛快さを覚えます。
アメリカを制すものが世界を制す。
そして、日本の文化が世界の最先端を走る。
そんな夢を抱かせる『The Fonda Theater』の公演だったのではないでしょうか。
・・・
BABYMETALのメタルレジスタンスはまだまだ続きます。
ロサンゼルスの後には、あのレディー・ガガとの共演が待っています。
続きはまた次回。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
それでは。また。
おち
次の記事→BABYMETAL レディー・ガガと共演!! 闇と光の間に メタルレジスタンス “WORLD TOUR 2014”
※アイキャッチ画像は、くろもり @crmo2018 さんの作品です。お借りさせて頂きました。