前回 BABYMETAL サマソニ 2012、2013 & “WORLD TOUR 2014 SUMMER SONIC”【前編】 の続きです。
BABYMETAL サマソニ3度目の出演-2014年-
そして2014年、サマソニ3度目の出演を迎えるBABYMETAL。
2013年のサマソニから、BABYMETALは武道館、フランス、ドイツ、イギリスでの公演、レディー・ガガとの共演、ソニスフィア、HEAVY MONTREALのメタルフェスに出演するなど、日本人アーティストとして類い稀な経験をつんでいます。
BABYMETALは海外での武者修行を通じて一回りも二回りも大きく成長していました。
今回のステージはさらに格上げされ、サマソニ2番目の規模であるMOUNTAIN STAGEです。
また、2014年のサマソニはメタル色が強く、BABYMETALはラウド系のファンを目の前にパフォーマンスすることになります。
そのようななかBABYMETALはMOUNTAIN STAGEで超絶パフォーマンスを繰り広げ、今まで懐疑的だったラウド系のファンたちを唸らせました。
そして、BABYMETALは日本におけるラウド系アーティストとしてトップレベルであることを自らの実力で証明しています。
その様子が描かれた記事がこちらです。
今年もSUMMER SONICにBABYMETALがやってきた。これで3年連続3回目の出場。2年前はフードコート脇の小さなSIDE-SHOW MESSEのステージに立ち、RAINBOW STAGEで演じるももいろクローバーZを見て「来年はこんな大きなステージに立ちたい」と誓った。
昨年は数々の夏フェスに積極的に出演し知名度を上げ、実力を磨きながらの出演。前年立てなかったRAINBOW STAGEの舞台で大勢の観客を魅了した。メタルマスター・メタリカのメンバーとの運命的な邂逅もあった。そして今年、そのメタルマスターに導かれるようにヨーロッパそして北米をツアー。多くの経験を糧にしての凱旋の舞台が、3度目のSUMMER SONICとなった。
1日目、土曜日の舞台は幕張メッセ内最大のステージであるMOUNTAIN STAGE。幕張初日のラインナップの特徴は、例年にも増してヘヴィメタル勢が多いこと。
同じMOUNTAIN STAGEのトリは日本でもお馴染みのアメリカのバンド・AVENGED SEVENFOLD。先月英国のSonisphere Festivalでも共演したGOHST、RAINBOW STAGEには、2月に台北で共演した台湾の雄・Chthonic、そしてMARINE STAGEには、あのレッド・ツェッペリンの元ボーカルであるロバート・プラント御大が出場。
国内からはCrossfaith、Fear,and Loathing in Las Vegas、浜田麻里といった面々が出演するとあって、例年にも増してメタラー比率の高い客層になった。そして忘れてはならないのが、スラッシュ四天王残りの1ピースであるMEGADETHの登場だ。実に5年ぶりの来日となる彼らとの共演も、誠に運命的な香りが漂う。
これで四天王すべてとの共演を果たしたことになるBABYMETAL。実に記念すべきライヴとなったのだ。 ※四天王とされるのはメガデスのほか、メタリカ、スレイヤー、アンスラックス。
-省略-
『ド・キ・ド・キ☆モーニング』……一瞬場内がどよめきそして大歓声に包まれる。BABYMETALを日本中にそして世界中に知らしめるきっかけとなった同曲。あのPVからおよそ3年。振り返ればたったの3年であるが、その間の彼女たちの成長といったらどうだ。歌唱もダンスも、客を乗せる技も、信じられないような速度で成長しているのが感じられる。
10代半ばにさしかかった3人に、この曲は厳しいのではないかという意見を耳にすることもある。しかし、現在の3人には現在の3人にしか出来ない、成長した『ド・キ・ド・キ☆モーニング』があるのでは、とも思う。そして3年後、5年後にはまた成長したその時の彼女たち自身を見せてくれたらと、願わずにはいられない。
ラストの曲はもちろん『イジメ、ダメ、ゼッタイ』。フロア左右にWOD(ウォール・オブ・デス)が起こり、ツインギターの叙情的な旋律に乗りYUIETALとMOAMETALが躍動する。SU-METALの歌唱も最後まで堂々たる気高さを感じさせる。フロア全体が一体となったダメジャンプで感動的なフィナーレ。
YUIMETALとMOAMETALは黒地に白いBABYMETALロゴのフラッグを掲げフロアにアピールする。SU-METALは満面の笑みを浮かべ、「WE ARE?」、「BABYMETAL!」と叫ぶ。7~8月にかけて欧米5ヵ国を回ったワールドツアー、そしてレディ・ガガとの共演。肉体的にも精神的にも過酷なスケジュールの中で3人が掴んだ成果は、ファンが予想していたものを大きく超えていたのかも知れない。大きく成長した姿を実感できた、3度目の夏の幕張となったのではないだろうか。
【セットリスト】
- BABYMETAL DEATH
- ギミチョコ!!
- Catch me if you can
- メギツネ
- ヘドバンギャー!!
- ド・キ・ド・キ☆モーニング
- イジメ、ダメ、ゼッタイ
サマソニ!!いろんな意味で今日一番アツかった!!ありがとうOSAKA!!#summersonic #サマソニ #BABYMETAL pic.twitter.com/WfqWjbKOk1
— BABYMETAL (@BABYMETAL_JAPAN) 2014年8月17日
あの悪名高いムスティン大佐もBABYMETALを前にしてデロデロです。
#Tokyo @summer_sonic @BABYMETAL_JAPAN pic.twitter.com/gdcA4BthNV
— Dave Mustaine (@DaveMustaine) 2014年8月16日
サマソニ2014で最もツイートされたアーティストの3位にランクイン
またtwitterでは、SUMMER SONIC 2014の話題になっているアーティストランキングとして、BABYMETALが3位にランクインしたと発表しています。
ちなみに1位はTOKIOで2位がCNBLUE(韓流ドラマ「美男<イケメンですね>」に出演したヨンファを擁する韓国のバンド)です。
やはり、日本ではジャニーズと韓流のファンが熱狂的で強い。
また、TOKIOは純粋なロックバンドとしての評価が高かったようです。
きっと、普段はバラエティでおちゃらけた姿を見せているのですが、決める時に決めるギャップの意外性が話題を呼んだのでしょう。
それにしてもCNBLUEが私にとっては謎です。初めて聞きました。気になってサマソニ2014のパフォーマンスを見ましたが、黄色い声援が凄かったです。演奏技術は・・・神バンドを見ているせいか、、、ね♪
8月16日、17日に東京と大阪で大型フェス「SUMMER SONIC 2014」 #サマソニ が開催されました。
フジロック、ROCK IN JAPAN Festivalに続き、Twitterの日本支社Twitter Japanはサマソニで最も多くツイートされたアーティストの情報を公開しています。
ロックやエレクトロニック、海外の大物アーティスト、アイドルまで150組の幅広いラインアップが揃ったサマソニ2日間で、最も多くTwitter上で話題になったアーティストは、サマソニ初出場の「TOKIO」でした。
1. TOKIO (Twitterアカウント無し)
2. CNBLUE (@CNBLUE_4)
3. BABYMETAL (@babymetal_japan)
4. FTISLAND (@ftGtJH, @skullhong)
5. アヴリル・ラヴィーン (@avrilLavigne)
6. クイーン+アダム・ランバート (@queenwillrock, @adamlambert)
7. メガデス (@megadeth)
8. miwa (@miwastaff)
9. The 1975 (@the1975)
10. SEKAI NO OWARI (@fromsekaowa, @nakajin_sekaino, @saori_skow)これらのデータを見ていると、音楽メディアが話題にしているアーティストが、必ずしも参加者に話題性のあるアーティストではないことが見えて興味深いです。これまで音楽ファンはメディアがピックアップするアーティストの話題やレビューを見て、フェスの盛り上がりを楽しんできました。しかし、これからの時代はメディアのピックではなく、ツイート数など参加者の口コミデータからフェスの盛り上がりを感じる楽しみ方が新しいスタイルとして広がりそうです。
ツイッターによる口コミは、公式メディアよりも早く届けられ、しかも加工されていない生の声に近く、より臨場感を感じることができます。
そして、BABYMETALはAFP通信から全世界に向けてインタビューが配信されています。
#BABYMETAL のインタビュー今日全世界リリース➡︎ http://t.co/5XWh2gqJ39 #AFP @BABYMETAL_JAPAN @AFPTokyo @summer_sonic pic.twitter.com/HD7OQyNlAC
— Alastair Himmer (@alastairhimmer) 2014年8月26日
視線はマスメディアから次第にブログ、SNSへ移行する
インターネットが登場する前、情報を得るには新聞、ラジオ、テレビぐらいしか手段がありませんでした。
新聞、ラジオ、テレビは大手マスメディアが握っており、彼らにご飯を食べさせていたのが巨大勢力アイドル(電通)です。
巨大勢力アイドル(電通)の息のかかったマスメディアから一方的に情報が送られ、それを無邪気に受け取っていたのがほんの数年前のお話です。
「今は小室哲也が流行っているからとりあえず小室哲也の曲を聞こう」と、自分の好みをあまり追及しない人は、無意識にそれを選択していました。
与えられたものを何の疑いもせずにそのまま受け取る。
「TVでこれがカッコイイといっているのだから、それがカッコイイ」
「TVでこれが可愛いといっているのだから、それが可愛い」
「TVでこういっているのだから、それが正しい」
「TVでこうすべきだといっているのだから、そうすべきだ」
いつのまにか価値観は、マスメディアから与えられたもので染まっていきます。
画一化された価値観、統一思想。
この統一された価値観が絶対的なものとして君臨し、自分をそこへ無理矢理あてはめようとします。
そしてそこから外れると「自分はおかしい」と自己否定し始めます。
さらにこれを他人にも求め、その価値観から外れた人を見つけては断罪する。
本当の自分はどこへ行った?
思考は価値観から生まれます。
現実は思考の結果、行動したことによって現れます。
「思考が先、現実はあと。」です。
統一された価値観の行き着く先は、同調圧力、超監視型社会、ディストピアでしょう。
日本のマスメディアは、巨大勢力アイドル(電通)が支配していることは何度もお話しさせて頂きました。
また、その巨大勢力アイドル(電通)のボスがブロンフマンであることも前回お話しさせて頂きました。
ブロンフマンは熱烈なシオニスト、ロスチャイルドのファミリーです。
その奥の院にイギリス王室、ヘッセンです。
彼らの悲願はヨハネの黙示録に沿った千年王国の樹立。
画一化された価値観のなかに我々を押し込み、そのピラミッドの頂点で偽の一神教の神様として、この世に君臨することです。
旧約聖書に出てくるバベルの塔を建造したニムロド(神の反逆者)になろうとしています。
そのシンボルが一つ目。

そんな中、インターネットが生まれました。
情報を得る手段が、マスメディアの一択から検索エンジン(ブログ)、ツイッターなどのSNSから得られるようになりました。
検索エンジンの王者、Googleが提供するYOUTUBEによってBABYMETALは全世界に注目されるようになりました。
また、今回のサマソニのようにツイートの口コミで評判を聞きつけた人がBABYMETALを知ることになります。
そして、現場を生で体験した人は再びツイートし生の声を伝える。
マスメディアの情報はプロがまとめているためキレイにまとまってはいますが、現場の臨場感の点で言えばリアルタイムで生の声をそのまま伝えるSNSに軍配が上がります。
ネットにより、情報が何百、何千、何万倍と溢れた情報革命の時代。
人々がマスメディアから離れ、視線をインターネット、SNSに移しつつあります。
BABYMETALはこの時代に生まれ、インターネットの力によって世界的アーティストへ躍り出ました。
まさに情報革命時代の申し子。
これからは、人々の視線をより集めたものが時代の勝者となる「アテンション(注目)」が最大の価値となります。
BABYMETALはサマソニでこの「アテンション(注目)」を集めることに成功しました。
並行してBABYMETALのインタビューが全世界に配信されるなど、世界中からも注目を浴びる存在になりました。
この大転換の時代に我々は生きています。
先行きが不安なこともあるでしょう。
しかし、明るい未来となるかどうかは個人の思考、価値観です。
本当に自分の好きなものを追及する。
そして、その情報を求める。
そのようにしていれば、きっと、幸せの道を歩いていることになると思います。
とても良い時代になりました。
・・・
ここまでお読みいただきありがとうございました。
それでは。また。
おち