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BABYMETAL 初めて買ったデロリアン 武道館『REDNIGHT & BLACKNIGHT』のお話【後編】

こんにちは。おちです。

前回の BABYMETAL 初めて買ったデロリアン 武道館『REDNIGHT & BLACKNIGHT』のお話【前編】 の続きです。

『REDNIGHT』では、BABYMETALは子供でなくプロであることを改めて認識させられました。

しかし、どうしても軽さがある。何かが足りない。ソニスフィアで感じたズシンとくるものがない。

残念ながら心揺さぶられることはありませんでした。

そして、『イジメ・ダメ・ゼッタイ』の演奏中、楽曲に集中するのを忘れ、

  • BABYMETALはこの真剣勝負に勝てたのだろうか?
  • BABYMETALのステージ、つまりその世界とは一体、何なのだろうか?

と、押し問答が始まりグルグルと思考は空回りを続け、結局答えは見いだせないまま・・・。

あのソニスフィアで見たものは一体、何だったのだろうか?たまたま上手くハマっただけだったのか?

ひょっとして実力の伴わない一発屋?

いや、さすがにそれはない。一発屋が本場のフェスで荒ぶれた観客をぶっ飛ばすことなんてできる訳がない。

では、あれは一体どこから来るものなのだろうか・・・?

答えの見えないモヤモヤを抱えたまま、私は武道館2日目の『黒い夜 LEGEND “DOOMSDAY” 〜召喚の儀〜』のデロをセットします。

2日目を見れば何かが分かるかもしれない。

私は不安と期待が交錯する中、再生ボタンを押します。

では、参ります。

黒い夜 LEGEND “DOOMSDAY” ~召喚の儀~

紙芝居が始まる。

三姫登場。手にしたライトセイバーを降り下ろすと、赤く光る階段が行く末を照らした。

BABYMETAL DEATH

出だしのシンバル。そしてギターのリフが奏でられた。

!!

音の質が、重さが昨日とは比べ物にならないほどハードに響く。メイト(観客)の合いの手が天に響く。

三姫の表情が凄く引き締まっている。その表情が、その目が、何かを見据え、捉えて離さない。

出だしから圧倒される。

違う!

三姫が配置につく。集中力が極限に高まっていることが分かる。張りつめた鋼鉄(ハガネ)の糸は触れれば切り裂かれてしまいそう。

ギターのリフが容赦なく三姫に襲い掛かってくる。

喰われるか?!

いや、跳ね返す!

剣闘士が己の生命をかけ、ぶつかり合うような熱を帯びている。

一気にメイトのボルテージが、最高潮に高まった!!

B!A!B!Y!M!E!T!A!L

デス!デス!デス!デス!デス! SU-METALデス!

デス!デス!デス!デス!デス! YUIMETALデス!

デス!デス!デス!デス!デス! MOAMETALデス!

デス!デス!デス!デス!デス! BABYMETALデス!

うわ!!

迫力に圧倒される。凄い緊張感。そして、凄い熱量!!

 

全然違う!!!

そう、答えは明確。ここにあった。まざまざと答えを見せつけられ鼓動が否応なしに高鳴る。

いいね!

もう、出だしの音から全然違う。あれ?神バンドのメンバー変わってる?いや、変わっていない。

一体、何があったんだ?

凄い!

ダンスの迫力も凄い!軽さがない。ズシンと響いてくる。

チクタクしちゃう〜

気持ち止まらないよ

チクタクしちゃう〜

気持ちアイスクリ〜モ〜!!!

!!!

今、俺は全く異なる次元にぶっ飛ばされた。

そこは聖域と言ってもいい。それ以外は何も存在しない、余分なものが何もないピュアな世界。そこにいるだけで幸せな世界。

君とアニメがみたい

初めて聞く曲。

YUIMETALとMOAMETALの合いの手の透明感がなんとも心地良い。

春の小鹿が喜び飛び回るように跳ねる。

そこへ、SU-METALのハイトーンボイスが突き刺してくるものだからたまらない。

ここは天国か!?

チーン

魂が抜かれた。。。

おねだり大作戦、4の歌

くそ!可愛すぎる!!

4の歌のYUIMETALの裏返ったイェーーイ!!の煽りがヤバい。

キュンと鷲掴みしてくる。意識が飛ぶ。

 

天使だろ!!

いや、何を言ってるんだ?俺は!!!

はー・・・。凄い・・・。キュン死する。

やっぱりここは天国なんだな!?

もう、嫁にロリコンと罵られても認めざるを得ない。

そう、可愛いものは可愛いんだ!可愛いは正義なんだ!!

No Rain No Rainbow

うお・・・?なんだコレは?!

上手いとかそういうんじゃない。スッゲー響く。心を鷲掴みにされる。

この娘は一体何者なんだ?!

神か?!

紅月

紅月だああああーーーーー!!!

釘付けになる。一挙手一投足、見逃せない。

そして、空間の狭間を捉えた鋭い眼光に精神は完璧に鷲掴みされ、そこから逃れることができない。

出典:LIVE AT BUDOKAN~ RED NIGHT & BLACK NIGHT APOCALYPSE

 

※全てを物語る眼差し

そしてツインギターによる超絶なソロの掛け合い。

やばいだろ!!これ!!!

でもって、SU-METALが割って入ってくる。この場での主役はそう、SU-METALなのだ。

あの百戦錬磨の超絶な神バンドを従えてしまっている。この世界はSU-METALがいてこそ成り立っている。

凄い!!!(◎_◎;)

でも、なんだろう?なぜか、とても切なくなる。

何コレ?どこからくるんだ?この感情は?!

Catch Me If You Can

呆然。何てソロだ。ギターもベースもドラムも魅せる。

そして、神バンドの荒れ狂うリズムの荒波をはしゃぎながら軽々と乗りこなし、三姫が歌い舞い踊る。

音が跳ねる!空間が跳ねる!!

そう、コレだよ。コレ!!

ソニスフィアで感じたズシンとくるモノ。

ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト

神バンドの流れるような演奏を三姫は見事に乗りこなし歌とダンスを奏でる。

メイトの合いの手も楽曲の一部と化し、この上ない空間を創造していた。

ギミチョコ!!

うわー!これもイカン!!

凶暴すぎる。

あたたたたた ずっきゅん! わたたたたた どっきゅん! ずきゅん!どきゅん!ずきゅん!どきゅん! ヤダ!ヤダ!ヤダ!ヤダ! NEVER ! NEVER ! NEVER !

あたたたたた ずっきゅん!が北斗百烈拳の如く打ち込まれる。

出典:北斗の拳

 

出典:北斗の拳

 

そう、俺は死んだのだ。秘孔を突かれた俺は『ひでぶ!!』と、木っ端微塵に粉砕された。

悪夢の輪舞曲

超絶の神バンドのソロ。

っていうかツーバスやばいだろ!!

ベースがもはやキチガイの領域・・・。脱帽。

そこへSU-METALがせり上がってきて、余裕と変拍子を歌い上げる。

声、ダンス。

周りを固める神バンド。

一瞬一瞬、どの場面を切り取っても全てが美しい。この世のものとは思えない。

メギツネ、イジメ・ダメ・ゼッタイ

うねる。会場の空気がうねっている。

SU-METALの歌、YUIMETALとMOAMETALのダンス。神バンドの演奏。メイトの歓声。

全てが調和して異次元の空間を生み出している。

BABYMETALはこの世界の創造主。

俺は一体何を見てるのだろう?

ド・キ・ド・キ☆モーニング、ヘドバンギャー!!

リンッリンッリンッ! おはようWake Up

お・ね・が・い! チョ待って!チョ待って!

ヘドバン!ヘドバン!ヘドバン!ヘドバン!バンバンババン!

伝説の黒髪を華麗に乱し狂い咲くこの花は儚く消える

なんてくだらないんだろう。

そして、なんてカッコイイだろう。

軽いのにメチャクチャ重い。

はー・・・。なんてこった!!

全てが最高じゃないか!!

見終えてからというもの、しばらく放心状態が続きました。

全てが圧倒的で震えが止まりません。一夜にしてここまで化けるとは思いもしませんでした。

一体、これはどうしたものか?何があったのか?

少しずつ冷静さを取り戻し、思考を巡らせてみます。

何が凄いって、その闘志。

まずは何が凄いって、その闘志です。

この真剣勝負にかける気迫がその場にいなくても、不思議と伝わってきます。

1日目の『REDNIGHT』ではここまでの闘志は感じられませんでした。決して手を抜いた訳でもなく、油断した訳でもないのでしょうが、どこかフワッとした所が感じられました。

しかし、2日目はそのフワッと感は完全に消し去られています。そこにいたのは少しでも隙を見せれば、一瞬にして一刀両断にされてしまうほどの研ぎ澄まされた侍の精神です。

 

ここに全てをかける。ここで生きるか死ぬかの生死をかけるほどの覚悟。それは三姫ならず、神バンドからも伝わってきます。ひょっとして彼らを支えるスタッフも同じテンションだったのかもしれません。

チームBABYMETALから発せられる闘志は尋常ではなく、その気迫が武道館にて異様な空間を現出せしめていました。

その空間では音が物体となり、襲い掛かってきます。

その物体とは、まさに波動砲。カメハメ波と同じ身体に影響を与えてしまうモノ。

ズシンと、心、身体を震え上がらせます。

闘志が極まる所に、精神(スピリット)が形を成し、彼岸(あの世)と此岸(この世)の狭間にアヌビス、いやキツネ様が現れ、彼岸(あの世)への扉へと導く。

では、BABYMETALの闘志は一体、どこから来るのでしょうか?

中元すず香のストーリーに巻き込まれていく

 

2013年初頭に掲げた世界征服宣言から始まり、本格的なバンドを従えた五月革命、ロックフェスのSUMMER SONIC、イナズマロックフェス、LOUD PARK 13の修行の旅。

そもそも、さくら学院で育てられていたステージにかける想いからなるその闘志は、この修行の旅で得られた、様々な経験と多くの刺激によって、さらに育ませることになったのだと思います。

特に、LOUD PARK 13は本格的なメタルフェスへの出場は、転換点とも言えるほどの多くの恵みをBABYMETALにもたらしました。

メタルフェスは、無論アイドルの出る幕ではない所。

そこで巻き起こった論争。当時の批判は辛辣なものばかりで、神バンドの大村孝佳氏や「ヘドバン」の編集部がその状況に反論したりもして戦争の様相を呈していました。

その状況を三姫の目、耳にも入ったはずで、その時の彼女達の心境はいかなるものだったでしょうか?

それでも、その逆境をもその強い意思によって糧に変え、乗り越えてしまいます。

普通なら、アイドルが本格的なメタルフェスに出場する選択肢などありません。

このイカれた選択をするのも、やはりこの時点で『世界征服』を本気で狙っていたからなのではないでしょうか?

『世界征服』から逆算して、そこに至らないのであれば何が足りないのかを洗い出し、必要な要素を見出した結果、それをする必要に迫られたことによるもの。

そして、そのシナリオを描いたのはコバ当人かもしれませんが、それは中元すず香の意思を踏まえてのこと。それをコバに描かせたのは、実は中元すず香なのではないか?

中元すず香本人が具体的に言葉を発したと言っているのではありません。中元すず香の魂の底で蠢いているものを感じ取ったコバが、その無意識の領域で自然と行ったことのように思います。

まさに彼岸(あの世)と此岸(この世)の狭間を司るアヌビス神こと、キツネ様の働きかけであり、コバは中元すず香から発せられる使命『ミッション』を受け、それを現実にする為の『戦略』を立て『戦術』を実行する参謀としての役割が与えられている。

世界征服を意図しているのは中元すず香本人であり、決して言わされたものでもない。そして、あの書き初めもメタルによるパロディでもなんでもなく、中元すず香のその意思を素直に表現したまでなのではないでしょうか。

周りの大人に言われてやっている訳ではない。むしろ自らの強い意思が自然と周りの大人を巻き込み、自らのストーリーに参加させていく。

あのSU-METALの鋭い眼光、全身から発せられる異様なオーラを見せつけられてしまうと、そうとしか考えられなくなります。

中元すず香のその切なくなるぐらいの強い意思。

それを間近で感じてしまったら、もう後戻りができない。『この娘であれば、本当に成し遂げてしまうのではないか?』と、その夢に心躍らせる。

そして、中元すず香が描くストーリーに自らの夢を重ね合わせ共に歩み始める。それを自らの意思として、己の人生の目標として共鳴させていく。

水野由結も菊池最愛も中元すず香に感化されたことは想像に容易く、中元すず香と同等なレベルで彼女たちは彼女たちの意思でストーリーを作りあげ、覚悟を固めていったのではないでしょうか。

武道館『BLACKNIGHT』は、この中元すず香により描かれたストーリーが、そしてそれに感化された水野由結のストーリーが、菊池最愛のストーリーが、コバのストーリーが、神バンドのストーリーが、MIKIKOを始めそれを支えるスタッフのストーリーが、チームBABYMETALとして結実し、現実に創世(ジェネシス)されたその瞬間であったのではないかと思います。

ここにBABYMEATALの物語に揺るぎのない核となるものが形作られました。

時はきた。いざ進まん。BABYMETALの物語が世界に羽ばたく時

そして、ここから『世界征服』に向けた物語が加速していきます。

その一つの現象として現れたのが、奇跡と呼ばれるあのソニスフィアの伝説のステージ。

BABYMETAL ソニスフィア 考えるな!感じるんだ!!

この奇跡は武道館『BLACKNIGHT』で形作られた核があってこそ生まれたものなんだと思います。

で、この物語の中心にあるのが、中元すず香、水野由結、菊池最愛の三姫。そしてそれを下支えする参謀のコバ。

三姫が抱く物語とコバの緻密な戦略がなければBABYMETAL現象は、現実に生まれてくることはありません。

BABYMETALは奇跡を起こす。

それをいち早く見抜いていたのが『ヘドバン』編集部。

『ヘドバン』の編集長である梅沢直幸氏はBABYMETALに出会い、衝撃を受け「音楽的側面やメタル側からBABYMETALをきちんと取り上げれる雑誌」の企画書を書き上げました。

その企画書を持って、シンコー・ミュージック・エンターテイメントへ飛び込み。そこで企画を通し『ヘドバン』の制作へと繋げています。

参考:なぜBABYMETALなのか。『ヘドバン』編集長・梅沢直幸さんインタビュー

https://twitter.com/savage_headbang/status/439723684576514049?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E439723684576514049%7Ctwgr%5E373939313b636f6e74726f6c&ref_url=http%3A%2F%2Fblog.livedoor.jp%2Fneedled_2407%2Farchives%2F51957001.html

https://twitter.com/savage_headbang/status/444007924059607040

このような覚悟を持ちチャレンジし続ける編集者が発する言葉やその文章には、自ずと熱気が帯びており引き込まれるほどの魅力を持っています。

『ヘドバン』から発せられる情熱は、読む者にメタルの素晴らしさを与えることになります。

このように人を突き動かすパワーをBABYMETALは兼ね備えています。

BABYMETALのその飽くなきチャレンジ精神は、見るものに多大な刺激を与えています。

これらに触れることで、またそこで情熱が生まれ、そこからまた新たな何かが生み出されていく。創造の循環が始まる。

このことから、

音楽は世界を変える。

と言えるのではないでしょうか。そして、BABYMETALにはその力がある。

メタルゴッドのジューダスプリーストのヴォーカルであるロブ・ハルフォードは、BABYMETALを指して『メタルの未来はここにある。』と語りました。

脈々と受け継がれる鋼鉄魂(メタルハート)。メタルの素晴らしさに想いを寄せる夜でした。

以上、『黒い夜 LEGEND “DOOMSDAY” 〜召喚の儀〜』でした。

皆さんはどのような感想をお持ちでしょうか?よろしければお聞かせ頂ければ幸いです。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

それではまた。

おち

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